本日は海外旅行で大事なネット問題、香港で使用していたSIMカードのお話です。
今回わたしはcslのDiscover HongKong Tourist SIM Card 8日用を使っていました。
データ通信は8GBも使えるし、香港内での電話やcsl WiFiは使い放題です。
マカオでも特別な設定なく使えるので、ちょっと立ち寄ろうかなと考えている方にもオススメ◎
本日の内容は主に以下の通りです。
- 香港国際空港でSIMカードを買うには
- 1O1O(1010)での対応
- csl Discover HongKong Tourist SIM Card 使い方(設定/チャージ/台湾や中国で使う方法)
- 実際に使用してみた感想 などなどなど…
目次
1O1O(1010)@Level5 in 香港国際空港
わたしは香港国際空港の到着ロビー、Level5にある1O1O(1010)でSIMカードを購入しました。
※1O1O(1010)という表記については公式サイトを確認したところ、会社名を表す時は1O1O、サイトURLには1010と両方使われていたためこのように表記させて頂いております。
預け荷物を受け取って出てすぐのところにあるので比較的見つかりやすいかと思います。
営業時間は07:00-23:00と早朝でも深夜でもやってるから便利◎
広東語/英語は通じます(北京語は不明)。日本語は通じません。
先に1O1O(1010)で買う良い点/悪い点を言っておきますね。
良い点
- 設定は全部やってくれる
- SIM専門店なので安心(最適なものを選んでくれる/質問ができる)
悪い点
- 24時間営業ではない
- スマホの扱いがちょっと雑
- 説明は丁寧にはしてくれない
くらいかな。この辺りは念頭に置いて先をお読みください。
SIMカード購入手順@1O1O(1010)
以下、購入にあたり私と店員さんの会話をどうぞ!
そうすると1番最適なSIMカードを取り出してくれます。私の場合はコレ。
色々と疑問が湧いてきますが、料金をお支払いすると店員さんがさっさと設定をしてくれます。
そう言うと電源を切ってSIMを入れ替えてくれます。元々入ってた自分のSIMカードはセロハンテープで新しく買ったカード↓に貼り付けてくれました。
SIMピンはお店に置いてあるので自分で持っていかなくて大丈夫です◎
ただなかなかやり方が乱暴です…(もう少し丁寧にやってくれ)
このとき言語を英語にしてくれって言われた気がします。(すみません、ここだけうろ覚え)
ここでAPN設定など正常に動作するまで全てやってくれます。
これで一応SIMカード購入&設定は完了。ものの10分もかかっていません、早っ!
1O1O(1010)では全て店員さんがやってくれるのでぼーっと立ってるだけで大丈夫です笑
いやいやいや、大丈夫じゃない、ちょっと待ってくれ。
- 9日目はどうしたら良いのか
- マカオでは使えるのか
- チャージしたい場合はどうしたら良いのか
とモヤモヤ疑問が残ってたので質問してみました。
どうやら取扱説明書に書いてある電話番号に電話すれば良いとのこと。
しかし全部英語なのですぐには理解できない)))
データローミングに関しては実際にやって見せてくれました。
はっきり言いますが、説明はそんなに丁寧ではありません。まさに一問一答って感じでズバズバ言われました。
なんだかちゃんとは飲み込めてないし、本当に上手く行くのかもよく分からなくて不安でしたが、あとはもう自分で考えることにしました←
csl Discover HongKong Tourist SIM Card 8日用とは
公式サイトを確認したところ、最近仕様が変わったようです。以下、公式サイトでの新しい情報を優先して書きましたので、写真とはデータが違う部分があります。写真と異なる項目に関しては+をつけてあります。
というわけで今回購入したSIMカードはこちらになります!
基本情報は以下の通りです。
値段 | 118香港ドル(=約1770円) |
日数 | 8日間用 |
通信速度 | 4G |
対応機種 | Nano/Micro/Mini対応 |
データ使用可能量(香港/マカオ)+ | 8GB |
電話/SMS ※香港域内での音声電話は使い放題 |
48HKD分利用可能 |
csl WiFi(香港のみ) | 無制限 |
csl Discover HongKong Tourist SIM Cardにはもうひとつ88香港ドル(約1320円)で買える5日用のSIMカードもあります。そちらはデータ通信可能量は3GBまで、30HKD分の電話やSMSが利用可能です。
外袋を開けると説明書が1枚とSIMカード1枚がついています。
説明は広東語と英語で書いてあるよ。
初期設定:電話番号とパスワード
1O1O(1010)の店員さんが設定してくれた通りで、もうそのまま使えます。自分で何か設定するという必要は基本ありません。
SIMカードの裏にはSIMカードの番号/パスワードが書いてあります。またMobile(電話番号)は後からSMSで送られてくるとのこと。
パスワードは後で残高確認をしたりチャージしたりするときに必要になるものです。
しばらくするとSMSにメッセージが英語と広東語で送られてきます。
内容は以下の通りです。
- 電話番号
- 有効期限 ※180日後
- 国際電話/SMS残高 ※最初は48HKD
- データ通信は香港とマカオで有効
- 残高確認はココ
- Eクーポンや旅行の情報が得られる:My Hong Kong Guide app
My Hong Kong Guideっていうアプリをダウンロードすると何か割引サービスを受けられるそうですね。
チャージの必要やや8日以上滞在する予定がない方、データ通信だけ使うという方はここまで把握していれば特に困るということはないはずです◎
csl Discover HongKong Tourist SIM Card 8日用 使い方
公式サイトを確認したところ、最近仕様が変わったようです。以下、公式サイトでの新しい情報を優先して書きましたので、写真とはデータが違う部分があります。写真と異なる項目に関しては+をつけてあります。
何れにせよ、あなたが購入した時点での説明書内容に従ってください。基本的なことは変わらないと思いますので、あくまで参考としてご覧ください。
サービス料金表
csl Discover HongKong Tourist SIM Card 8日用では48HKD分のお金が既に含まれているわけですが、その料金表は以下の通りになります。
香港域内SMS(Local SMS)+ | csl回線内:0.3HKD/SMS csl回線外:0.7HKD/SMS |
国際SMS(International SMS) | 中国本土-香港間:0.5HKD/SMS 中国本土以外の国:1.8HKD/SMS |
音声通話 | 後述 |
5日間延長サービス+ | 48HKD(以下のものを含む)
|
中国本土/台湾データローミング+ |
|
有効期限 | 開通より180日間 |
音声通話、チャージの方法、5日間延長サービス、中国本土/台湾データローミングに関しては詳しくは後述します。
国際電話の掛け方(香港→海外)
ここでは香港から海外への国際電話のかけ方について説明します。
国際電話をかけるには0060 国名(地域)コード 市外局番 電話番号と入力すればOKです。
また以下の国については0.45HKD/1分という低額で電話をかける事が可能です。
国際電話(香港→海外)0.45HKD/1分:対象国
- 固定電話&携帯電話:
中国本土/カナダ/シンガポール/アメリカ - 固定電話のみ:
オーストラリア/オーストリア/ベルギー/キプロス/チェコ/デンマーク/フランス/ドイツ/ハンガリー/インド/アイルランド/イタリア/日本/ルクセンブルク/マレーシア/モンゴル/オランダ/ニュージーランド/ノルウェー/ロシア/サウジアラビア/韓国/スペイン/スウェーデン/スイス/台湾/タイ/イギリス/バチカン/ベネズエラ/ベトナム
※イギリスで4456/447/448/449から始まる番号、日本で8150から始まる番号は利用不可
日本で8150から始まる番号っていうのは市外局番が050から始まる番号のこと。つまりIP電話へは掛けられないということです。(81は日本の国名コード)
またこれ以外の国/上記国の携帯電話に掛けることも可能ですが、料金はかなり高くなる(国によっては15HKD/1分)ので注意が必要です。
残高確認
残高確認は##121#へ電話をかければ確認する事ができます。
普通に電話のアプリからダイヤルすればOK。
電話をかけるとこんな画面が表示されるので了解を押してください。
すると179179という番号からSMS(英語と広東語)が届き残高を教えてくれます。
この画像は開通してすぐに残高確認をしたものなんですが、33.60HKDと何故こんなに減っているのかは分かりませんでした…
csl WiFi
csl Discover HongKong Tourist SIM Cardはcsl WiFiを無制限で使うことができます。
使い方は以下の通りです。
- csl WiFiにつなぐ
- ブラウザを開く
- csl WiFi接続画面が現れる
- “Login WiFi-Service”/”Visitor to HK”をタップ
- “Discover Hong Kong Tourist SIM/Preapaid SIM Cards”をタップ
- 電話番号とパスワードを入力
csl WiFiに繋いでブラウザを開くとこんな画面が出てきます。
上記画面で”Login WiFi-Service”/”Visitor to HK”をタップすると以下の画面に移るので“Discover Hong Kong Tourist SIM/Preapaid SIM Cards”を探して電話番号とパスワードを入力してください。
電話番号(Mobile Number)とは開通時にSMSで送られてくる電話番号のこと。
パスワードは買った時に付いているカードの裏に書いてあります。
もし分からなくなってしまっても*111#に電話すれば再発行してもらえるよ◎
csl WiFiは香港の街中(ショッピングモール/カフェなど)では割とどこでも通っているのですごく便利です。これは使うに越したことはない!
チャージ/5日間延長サービス
公式サイトを確認したところ、最近仕様が変わったようです。以下、公式サイトでの新しい情報を優先して書きましたので、写真とはデータが違う部分があります。
チャージ方法
もし残高が足りなくなったら、チャージをする事が可能です。(チャージ最低額は50HKD)
チャージ方法は主に以下の2つです。
- 増值券(Recharge Voucher)を買って電話をかける
- Web上でチャージする
それから探した限りでは、通話/SMS用のチャージはできるのですがデータ通信量のチャージに関する説明は見当たりませんでした。
8日間で8Gもあれば充分だけど、ネットはできるだけWiFiを使って使いすぎないように注意した方が良さそうです。
まず1つめの増值券(Recharge Voucher)を使う方法。
この説明書の通りなら…
- 1O1O/cslショップ/セブンイレブン/サークルK/VanGoで売っている增值券(Recharge Voucher)を買う
- そこに書いてある”ACTIVATION NO.”をチェック
- *109* ACTIVATION NO. # に電話をかける
で良いみたいですね。
もうひとつ、Web上でチャージするする方法があります。
使えるのはクレジットカード(VISA/Master)/Alipay(支付宝)/Tap&Goの3つ。Tap&Goっていうのは香港版のおサイフケータイみたいなサービスです。
まずはhttps://prepaid.hkcsl.com/loginにアクセスしてください。(中国語/英語/インドネシア語)
赤い四角で囲ったところに各決済方法が書いてあります。
もしかしたらどっちでも出来るのかもしれないけど、SIMカード/増值券の説明書に従ってください。
例としてクレジットカード決済の画面を開いています。
ここで自分のSIMカードの電話番号(開通時にSMSで送られてくるもの)とチャージ用のSIMカード番号を入力します。
チャージ用のSIMカード番号っていうのはこのカードの裏面に書いてあるものね!
そしてチャージしたい金額を入力してConfirmを押すとカード情報の入力が目に進みます。
決済が終わった後は割とすぐSMSが届くそう◎
5日間延長サービス
8日以上滞在する方用に5日間延長サービスが利用できます。これは申し込むと48HKDで以下のサービスが+5日間利用できるというもの。
5日間延長サービス(48HKD)
- 香港とマカオでのモバイルデータ通信:3GB
- 香港域内音声通話:無制限
- csl Wi-Fi(香港のみ):無制限
申し込み方法
- *101*105*1#か*131#に電話をかける(英語)
上記番号に電話をかけると、
- 5日間延長サービス
- 中国本土/台湾データローミングサービス
のどちらを希望するかが画面に出ます。それで5日間延長サービスを入力すると残高から48HKDが引かれるという仕組みなんだそう。
それでこの5日間定期延長サービスに関しては公式サイトに以下のように書かれていました。
「5日間定期延長サービス」は申込日を起算として消化を開始します。有効期間は5日間です。サービスは申込日から5日目の23:59に終了します。
“申込日を起算として消化”ってことは、SIMが使えなくなる8日目が過ぎる前に申し込まなくちゃいけないとして、延長できるのは実質4日間ってことか…?
これに関してはちょっと謎です…
中国本土/台湾/マカオで使うには
最後に中国本土/台湾/マカオで使いたい人に向けての説明です。
大きく分けると以下のようになります。
- 中国本土/台湾でインターネットを使うとき→別途申し込み必須
- マカオでインターネットを使うとき→申し込み不要
- 中国本土/台湾/マカオで音声通話を使うとき→申し込み不要
ここでは1の申し込み方法、また3の中国本土/台湾/マカオでの音声通話の使用方法について説明しています。
中国本土/台湾データローミング
まずは中国本土/台湾でインターネットを使いたい人に向けての説明です。
元々マカオでのモバイルデータ通信は含まれているのでマカオでインターネットを使いたいという方は申し込み不要です。
公式サイトによると現在では以下の2つのプランがあるそうです。
- 3日間/500MB(48HKD)→*101*601*3#に電話
- 7日間/1GB/(98HKD)→ *101*601*9#に電話
これも5日間の定期延長サービスと同じく残高から引かれるものなので、足りない場合は事前にチャージしておきましょう。
電話のかけ方(中国本土/マカオ/台湾から)
中国本土/マカオ/台湾で音声通話を使いたい時の話なんだけど、特に申し込み方法は書いていなかったので音声通話のローミングをONにしてればできるのかな…(←憶測)
電話の掛け方(中国本土/マカオ/台湾から)は以下の通りです。
電話のかけ方
- 中国本土/マカオ/台湾→香港:**128* 電話番号 #
- 中国本土/マカオ/台湾→中国本土/マカオ/台湾 ※同じ国内にかける場合:
**128* 001 国名コード 市外局番 電話番号# - 中国本土/マカオ/台湾→中国本土/マカオ/台湾 ※国外にかける場合:
**128*001 国名コード 市外局番 電話番号#
料金表
from | 香港へ発信 | 受信 | 国内電話発信 | 国際電話発信 |
深圳/中国 | 6$/分 | 8$/分 | 6$/分 | 19$/分 |
中国広東省 | 8$/分 | 9$/分 | 6$/分 | 19$/分 |
中国 他地域 | 8$/分 | 14$/分 | 6$/分 | 19$/分 |
マカオ | 6$/分 | 8$/分 | 9$/分 | 19$/分 |
台湾 | 9$/分 | 9$/分 | 9$/分 | 19$/分 |
受信の項目については恐らく、例えば台湾から来た電話をマカオ/中国で受信した場合 9$/分ということだと思われます。
csl Discover HongKong Tourist SIM Card 8日用 感想
最後はcsl Discover HongKong Tourist SIM Card 8日用を使用してみた感想をQ&A形式でお答えします!
速さ
インターネットを見る上でスピードに関しては特に不満は感じませんでした。
方向音痴なので地図アプリにも散々お世話になったけど、サクサク動いてくれたし。ラインで友達に電話もしましたが、電波が遠いということも無し。
速度に関しては文句なしです!
マカオでのデータ通信
マカオに入境してからは特に何も設定なくてもそのままネットは繋がりました。モバイルデータ通信のデータローミングをONにしておけば大丈夫。
また写真のようにマカオに入るとcslからCTM(澳門電訊)に切り替わります。
マカオでも速度に関しては全く問題ありません。地図アプリもサクサク動いてくれて助かりました◎
あとマカオに入るとやたらSMSが届きます。どうやらCTM(澳門電訊)に接続すると自動で届くものらしい。
これはマカオのバス停やタクシー乗り場は禁煙で違反すると罰金取られますよというSMS。
そのほか、観光のヒントやマカオで有名なホテルからの広告など1日で計6通も来ていました。
もしメッセージがいらなければこのSMSにXと送り返せば止まるそうです。何にも返信しなければSMSは継続して送られてきます。
公式サイト
できれば中国語か英語のページを読むことを強く推奨します。
何故なら英語/中国語/日本語/韓国語の全ての説明書きを読んだのですが、同じ項目でも言語によって言ってることが違う所がいくつかあったから^^;
1番正確かつ最新の情報が載っているのは中国語と英語のページです。それ以外は訳が間違っている/最新の情報ではない場合が時々あります。
香港国際空港で1O1O(1010)以外でSIMカードを買うには
香港国際空港で1O1O(1010)以外の場所でSIMカードを買いたい場合は以下の場所でも買うことが出来ます。
- セブンイレブン(7-11便利店)
第1ターミナル level7 非制限エリア
第1ターミナル level5 非制限エリア
第1ターミナル level5 制限エリア
第2ターミナル level5 非制限エリア
第2ターミナル level3 非制限エリア
営業時間:24時間営業
- 中國移動(China Mobile)
第1ターミナル level5 非制限エリア
営業時間:07:00-23:00
深夜-早朝に到着した場合はセブンイレブンが便利ですね◎
ただセブンイレブンの場合は自分で設定することになります。あと売り切れの可能性もあり。
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