【マカオ世界遺産】ナーチャ廟(哪吒廟:Templo de Na Tcha)の見どころと行き方 マカオ女ひとり旅17

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今日ご紹介するのはナーチャ廟(哪吒廟:Templo de Na Tcha)

英語ではNatcha Templeと書きます。

ここはナーチャという暴れん坊少年の神様が祀られている小さな廟。

旧正月に行ったからか分かりませんが、耐えず参列者が訪れていて地元の方に人気があるパワースポットのようでした。

武道と疫病退治に強い神様なので、何かその筋のお願い事がある方は行ってみると良いことあるかも!?

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目次

ナーチャ廟(哪吒廟:Templo de Na Tcha)とは

ナーチャ廟(那吒廟)

清朝の光緒14年(1888年)に建てられ、光緒27年(1901年)に改築されました。廟内には神話に登場する托塔天王・李靖の三男ナーチャが祀られています。一種の民間信仰とも言え、地元色が色濃く見られます。二進式のレンガと木材を使った建築で、非常に小さく、正殿とその前の入り口の間で形成されています。中央には明り取りがなく、伝統的な中国式の廟建築としては珍しいものです。部屋の三面はレンガを積んだものではなく、黒い木材で囲まれています。屋根は正面から石柱と正殿の山形の壁の梁で支えられ、屋根の上には大海亀と両側に宝物が向き合っており、屋根の両側は天の方に突き出しています。飾りは素朴で質素、生活に密着したかわいらしい魅力の小さな廟です。

引用元:マカオ世界遺産”ナーチャ廟(那吒廟)”

托塔天王とは仏教の神様である毘沙門天(びしゃもんてん)と同義。
その三男が哪吒(ナタ/ナーチャ/ナーザ)で、特に武芸と疫病退治が得意な暴れん坊の子供の神様だそう。

“托塔天王・李靖”と書かれているのは、中国で毘沙門天信仰が盛んだった頃、毘沙門天と唐代の武将の李靖が習合されたからみたい。

西遊記や封神演義などのお話に出てくる神様で、日本でもアニメや漫画にされているので詳しくはそちらをご覧になってみてください。

ナーチャ廟の見どころ

ナーチャ廟

これがナーチャ廟です、めっちゃこぢんまり!

ナーチャ廟(哪吒廟:Templo de Na Tcha)

説明書きに“可愛らしい魅力の小さな廟”ってあって、

なうん
神社に可愛いとか考えたことねぇ…

って思ってたけど、見れば見るほど愛着湧いてくる気がするから不思議w
うん、趣がある。

 

まずは屋根の上に”大海亀と宝物”があるって説明でしたね。

私には蓮の花龍か魚の尾っぽに見えるんだけど…どう思う?
“天の方に突き出しています”っていうのは、左側に写っている角みたいな部分のことかな。

実際に神話では、ナーチャは幼い頃自害したのち神様に蓮の花で肉体を作ってもらうというエピソードがあります。

もし屋根が見たければ聖ポール天主堂跡の裏側から見るとよく見えるので、そちらからご覧になってみてください。(((もしかしたら亀と宝は別のところにあるのかも))

 

廟の前にはお線香立てがあります。入り口では2匹の龍がお出迎え。
さっそく正殿に入ってみましょう!

ナーチャ廟@入り口-正殿

こちらは中に入って左手にあった功徳碑
どうやら1901年のナーチャ廟改修工事から100周年記念として2001年に建てられたものみたい。

 

正殿の入り口は大きく哪吒廟と書かれています

 

正殿はこんな感じです。明かりが照明のみなので暗めの雰囲気。

哪吒太子の文字がいくつあるんだってくらい沢山あるね!

ここは小さな廟にも関わらず常に数人の方がお参りに来ていました。
旧正月だったからかもしれないけど、地元の方に人気の神社のようです。

大三巴哪吒展館(Sala de Exposições de Na Tcha)

実はナーチャ廟の横には小さな展示室が併設されています。

大三巴哪吒展館(Sala de Exposições de Na Tcha)

 

展示室はこの赤い印をつけた穴の中をくぐって行くとあるよ。

 

ここではナーチャ廟に関するさらに詳しい説明が書かれています。(日本語もあり)

民間の伝説によると、哪吒は、陳塘關総兵の李靖の三男です。母は小供を胎内に3年間宿した後、産み落としました。少年となった哪吒は、東海で水遊びをしていた時、東海龍王の息子を死なせてしまい、(償いとして)自分自身の肉体を母に、骨を父に返します。そんな哪吒(ナーチャ)を、太乙真人(たいいつしんじん)という仙人が、蓮を使って身体を再生し復活させました。

手には火の槍、足には風火輪(左足で風の輪を、右足で火の輪を踏んで操縦する乗物)、腕には乾坤圏(円環状の投擲武器)、身体には混天綾(魔力を秘めた布)を纏い、玉皇大王配下の主要な武将となります。

19世紀後期、マカオでひどい疫病が流行した際、マカオに住む中国人、ポルトガル人ともに打つ手もなく病気が蔓延し、人々の生命が脅かされました。

その時、一人のマカオ人の夢に哪吒が現れ、住民達に山の水を汲んで、薬草を加えて飲むように伝えたそうです。その結果、疫病が鎮まったと言われています。

統治の市民は感謝の意味を込めて1888年、哪吒廟を建立しました。2005年、マカオ歴史市街地区の一部となり、ユネスコの”世界文化遺産”に登録されました。

引用元:マカオ世界遺産”大三巴哪吒展館(Sala de Exposições de Na Tcha)”

 

お神輿?の奥の絵の中にいる哪吒がとっても愛らしい♡

 

ここで展示されてるのは主に美術品が多いかな。
2-3分程でさっと見れるのでついでにちょろっと寄ってみてね。

 

その展示室の奥は路地裏のようになっていて、ベンチがあるので少し休めるよ。
またここからさらに奥に行くと階段があって、裏道に出ることもできます。

 

階段を降りた先がこちら↓

逆に言えばこの緑の手すりのある階段を登って行くとナーチャ廟に繋がっています。

 

位置としてはこの辺りです。

ご参考までに!

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ナーチャ廟 基本情報

  • 営業時間:8:00-17:00
  • 入場料:無料
  • 休業日:無休
  • 所要時間:10分程度

アクセス情報

  • マカオ公共バスで→17路線M122番新勝街(R. TOMÁS VIEIRA)から徒歩4分
  • 聖ポール天主堂跡から→徒歩1分

※マカオ公共バスについては路線が変更されている場合があります。
バス路線図から探す場合はココから、停留所名から探す場合はココからM122番を探して、ご自身で確認をお願いします。

 

 

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