今回ご紹介するのは横浜にあるお洒落カフェ、馬車道十番館です。
馬車道十番館のおすすめポイント
- 外観は横浜の異国情緒あふれる西洋館
- 内装は高級感のあるお洒落さ
- お値段は少しお高めなので
ひとりなら→作業というより自分へのご褒美に
誰かとなら→静かにお話したい時に - 軽食メニューもあるので、優雅にひとりランチにも最適
また喫茶店だけでなく、フレンチレストランやバーも併設されています。ケーキやお菓子といったお土産を買うだけでも入れるよ!
目次
馬車道十番館とは
馬車道十番館とは横浜らしいレトロモダンな西洋館の雰囲気を残す、カフェであり、お菓子屋であり、レストランであり、バーであり…と実は4つの顔を持つ建物。
馬車道駅から徒歩4分程度の所にあるんだけど、周りの建物と比べてここだけ雰囲気が全然違うのですぐに分かった。”おしゃれ”でも”オシャレ”でもなく、漢字で”お洒落”と書くのが1番似合う、そんな匂いがします。
またこの土地は高島嘉右衛門(たかしま かえもん)っていう、ガス事業を育てて横浜の発展に尽くした人の旧跡でもあるんだって。建物の内外に歴史を感じるものがたくさん並べられていて、私のような博物館好きにはその点も楽しめました。
ここは1階から順に喫茶/英国風酒場/グリル/大宴会場/小宴会場の5階建ての建物になっています。それから1階にはスイーツやケーキのお持ち帰り用のお店もあるよ。
2階の名前は”英国風酒場”ですが、ここは基本的にフランスのお料理とお菓子が専門です。建物の外にはフランスの国旗が掲げられているし、メニューにもフランス語が併設されています。
グリルはコース料理がメインの少しお高めのレストランです。喫茶の方もリーズナブルとは言えないけど、飲み物+デザートで1500円弱程度と喫茶店にしてはちょっぴり贅沢な値段かな。
店内の様子
今回は喫茶のみのご紹介になりますので事前にご了承ください。
喫茶室の店内はこんな感じ。高級感に溢れています。ここはお茶しに来てる年配の方が多かった印象です。みなさん静かに楽しんでいるので、ゆっくりくつろぐことができます。
パソコン持ってがっつり作業するような雰囲気では…ないですね。雰囲気的にもそう感じたし、特に私が座った写真右手の席はテーブルが低くて、何か置いて作業するには不向きでした。
ここは入ってから店員さんを呼んで注文を取ってもらう形ではありますが、ひとりでも余裕で入れると思います◎
お土産コーナーも充実
入り口入ってすぐのところには大きなお土産コーナーがあります。(写真左)
ここのケーキと焼き菓子ははカフェで注文して食べることもできるよ◎
それに喫茶を利用せず、お土産だけ買いに行くことも可能です。実際そういう方が何人も来てました。
まずは焼き菓子でしょ。(この写真上が暗くてごめんね)ビスカウト/クッキー/マドレーヌ/キャラメルフィグ/ガトーオランジュ/各種詰め合わせetc…
ビスカウトとは:
“西暦1500年頃、カステラなどの西洋菓子とともに日本に伝来した由緒あるお菓子です。 甘さを控えめに、上品なクリームを厚みのあるビスケットでサンドしたとてもサクサクして歯ざわりの良い味わいです。”(馬車道十番館公式サイト “http://www.yokohama-jyubankan.com/shop/item_list?category_id=262263″よ引用)
クッキーは1枚から詰め合わせまで量を調節して買えるのが良いね。またこちらの商品はWebサイトからも購入可能です◎
そして可愛らしいケーキ♡
- デコレーションケーキ(4号) 2400円
- マロンロールケーキ 1250円
- ショートケーキ 650円
- みかんのレアチーズケーキ 400円
- マロンロールケーキ(カット) 420円
- ショコラルージュ 450円
- キャラメルボワール 400円
- ガトーショコラ
- チーズケーキ 350円
- モンブラン 500円
- サバラン 450円
- フィーヌバケット 420円
- チョコレートケーキ 450円 etc…
それから“ビスカウト”のパッケージに使われているデザインのハンカチやトートバッグ。
- 手ぬぐいハンカチ 500円
- 手ぬぐい 1000円
- 巾着 500円
- おさんぽトート 1000円
他にサンドウィッチで使われている3種類のパン、スペシャルブレッド/グラハムブレッド/上食を買うこともできるみたい。(この日はあいにく木曜日でパン工場が定休日でした^^;)
建物の外も見どころアリ
昔懐かしな雰囲気が漂う公衆電話とか!
ドアノブの形が形がオサレよね。中の電話はちゃんと使えるってところがまた素敵!
そしてもうひとつ、牛馬飲水槽。
KSPCAっていうのは神奈川動物愛護協会の略称です。
これ本物なのか分からないけど…
大正6年に設けられて昭和45年に保存されることが決まったのが今でも残ってたら、ちょっと感動的だよね。(そんなことない?)
…というわけで、お時間ある方・歴史に興味がおありの方は是非ちろっと見てみてくださいな。他にもベンチや大砲やじっくり眺めたくなる小物がたくさんあって、私は見ててだいぶ楽しめました。
メニュー
メニューの紹介です(全て税抜表記)。詳しくは公式サイトでも見れるよ。
喫茶店は特別なデザートは1000円弱とちょっと背伸び価格だけど、それ以外は安くもなく高すぎるわけでもなくという印象かな。
レストランのメニューは、コースがメインで少々お高めです(一品料理も少しはあるけど)。またお会計時に10%のサービス料が加算されます。特にレストランのメニューは季節ごとに変わるので、あくまで参考程度にお願い致します。
飲み物@1階喫茶
まずは飲み物から。(喫茶メニューは全て日本語とフランス語表記アリ)
- 十番館オリジナルブレンドコーヒー(ドリップ式) 630円
- アイスコーヒー 630円
- アメリカンコーヒー 630円
- カフェ・ラテ(温・冷) 650円
- カフェ・スパイス(温・冷) 650円
- モカ・ジャバ(温・冷) 650円
- エスプレッソ 600円
- エスプレッソダブル 800円
紅茶
- 十番館オリジナル・ティー(温・冷) 630円
- ダージリン(温・冷) 630円
- アールグレイ(温・冷) 630円
- カモミール(温・冷) 630円
- 英国風ロイヤルミルクティー(温・冷) 680円
- ロシア風ジャムティー(温) 700円
お飲み物
- メロンソーダ 550円
- ライムスカッシュ 630円
- レモンスカッシュ 630円
- オレンジジュース 700円
- ティーレモネード 650円
- コーヒーフロート 700円
- ココアフロート 750円
- ココア(温・冷) 680円
- クリームソーダ 700円
デザート/ケーキ@1階喫茶
お次はデザート。1番左上の十番館プディングがここの名物だよ!
メニュー右側のケーキと焼き菓子の欄には代表的なものがいくつか載っていますが、ショーケースの中にあるものだったら何でも注文できるそう。
ケーキを注文したいときは先にショーケースを見てから注文するのをおススメします。
- 十番館プディング ロワイヤル 850円
- ホットアップルパイ 950円
- バニラアイス又はシャーベット各種 600円
- 十番館パフェ 750円
- モンブラン・オ・ショコラ 850円
ケーキ
- ショートケーキ 650円
- フィーヌパケット 420円
- チョコレートケーキ 450円
- チーズケーキ 350円
- モンブラン 500円
- サバラン 450円
- キャラメルボワール 400円
- シュー・ア・ラ・クレーム 300円
焼き菓子
- ビスカウト 150円
- ビスカウトプレト 170円
- マドレーヌ 250円
この時のおすすめメニューは焼きりんごとコーヒーゼリーでした。
サンドウィッチ/軽食@1階喫茶
デザートのほかサンドウィッチと軽食(カレーとハッシュドビーフ)もあり。
3階のグリルでランチすると1番安いコースでも2600円( +税+10%サービス料)はしますが、こちらはだいぶお得に楽しむことができそうです。
サンドウィッチ(サラダ添え)
- ミックスサンド 850円
- タマゴサンド 850円
- クラブハウスサンド 900円
- クロックムシュー 800円
- BLT サンドウィッチ 900円
- ローストビーフサンド 1000円
※パンの種類がスペシャルブレッド/グラハムブレッド/上食の3つあり、ミックスが上食、BLTがグラハムでそれ以外は全てスペシャルブレッド。
軽食
- 開港カレー(ライス 150g) 1000円
スモールサイズ(ライス 130g) 800円 - ハッシュドビーフライス(ライス 150g) 1200円
スモールサイズ(ライス 130g) 950円
ハッシュドビーフとBLT サンドウィッチは+400円でコーヒーか紅茶をつけられるって。
他のサンドウィッチやカレーはセットに出来ないのかどうかは分からなかったけど…
3階グリル メニュー
3階グリルのメニューを一部ですがご紹介いたします。季節によっても変わるそうなのであくまで参考程度にお願いします。値段は若干の変動はありますが大体同額です。
まずはランチから。詳しくは公式サイトのココへGO。
- 開花ステーキランチ 2800円
スープ
フィレ 開化ステーキ
十番館自家製パン/国内産ライス
季節のシャーベットとジュレ
コーヒー - 十番館ランチ 2600円
横浜市内産 プチサラダ
白菜のポタージュ
市場より本日のお魚料理
モッツァレラ入りハンバーグステーキ 焼きトマトと共に
十番館自家製パン/国内産ライス
洋なしのプリン
コーヒー - ガス灯ランチ 3500円
オードヴル盛り合わせ
白菜のポタージュ
ランプキャップのソテー/子羊背肉のペルシャード/白身魚のヴァブール
十番館自家製パン/国内産ライス
洋なしのプリン
コーヒー - 美食キュイジーヌ 4500円
オードヴル盛り合わせ
冬瓜とベーコンのスープ
本日入荷の白身魚のソテー 蟹のデュクセル詰め
オーストラリア産牛フィレ肉のポワレ 赤ワインソース
十番館自家製パン/国内産ライス
洋梨のコンポート バニラアイスクリーム添え
コーヒー
お次はディナメニューです。詳しくは公式サイトのココをご覧になってください。
- 開港ディナー 6500円
オードヴル盛り合わせ
本日のスープ
黒毛和牛フィレ肉の文明開化風/黒毛和牛サーロインの文明開化風/オマール海老のオランデーズソース焼きと帆立貝のポワレ
十番館自家製パン/国内産ライス
洋梨のコンポート バニラアイス添え
コーヒー - 美食キュイジーヌ 4500円
オードヴル盛り合わせ
白菜のポタージュ
市場より本日のお魚料理
オーストラリア産 牛フィレ肉のポワレ 赤ワインソース
十番館自家製パン/国内産ライス
洋なしのプリン
コーヒー - 料理長推薦料理 8500円
アミューズグール
マグロと帆立貝燻製のタルタル
フォワ・グラのソテー
冬瓜とベーコンのスープ
カナダ産オマール海老のフリカッセ
黒毛和牛フィレ肉のポワレ 赤ワインソース
十番館自家製パン/国内産ライス
洋梨のコンポート バニラアイス添え
コーヒー
3階グリルでは上記の値段+消費税とサービス料10%が課されますのでご注意くださいな。喫茶ではサービス料は取られません。
商品 レビュー
今回私が注文したのは以下の通りです。
- 十番館プディング ロワイヤル 850円(税抜)
- キャラメルボワール 400円(税抜)
- コーヒーフロート 700円(税抜)
ではではレビューしていきますよいっと。(わくわく)
十番館プディング ロワイヤル 850円(税抜)
まずは馬車道十番館イチオシ名物の十番館プディング ロワイヤルから。
高級レストランのデザートみたい。行ったことないけど。
プリンの上にはカスタードソースがかかっています。よく見るとプリン生地は1番上の茶色い部分/真ん中の黄色い部分/下の白い部分と3層になってる。
生地は固さがありムチムチっと低反発です。優しい卵の味と自然な甘さがしてプリン自体は甘さは控えめ。カスタードクリームはとろっと滑らかで、こちらは甘さがしっかりあります。この甘さも牛乳と卵がよく効いているからか全然嫌な甘さじゃなくて、疲れている時にほわぁっと癒される甘さ。
とっっても美味しかったです。今までに食べたことのない、どのプリンとも違う味でした。表現するの難しいけど…滑らかな舌触りとむちむち感が食べ応えがあるし、何より自然な甘さと素材の味が生かされてるのが良かったです。(←小並感)
プリンの横にはバニラアイス/チョコアイス/生クリーム/ぶどう/メロン/パイナップルと付け合わせが盛りだくさんです。
アイスクリームは美味しかった。特にこのチョコアイスはとっても濃厚で、しっかりチョコレート食べてるって感じがして良かったです。フルーツは普通に美味しいって感じ。生クリームはなかなか甘かったな。
このプリンはまた食べたい味でした。おすすめ!
キャラメルボワール 400円(税抜)
お次は名前に惹かれて頼んだキャラメルボワール。こちらはお持ち帰りも可能です。
サイズはかなりお上品サイズです。5口程で食べれちゃいそうな程かなり小さい。
上から順にナッツ/チョコレート/キャラメルクリーム/洋梨/ココアスポンジ/チョコクリームの層になっています。
キャラメルクリームは甘いだけじゃなく、香ばしい苦味もしっかり感じられました。洋梨はジャムのように甘く煮付けてあり若干しゃくっと食感を残しています。その下のココアスポンジはほとんど甘くなく苦味の方が強めで、チョコクリームは甘めだったかな。
キャラメルクリームはキャラメル好き&辛党の私には嬉しい味でした。結構しっかりとした苦味だと思うんだけど、その下の甘い洋梨と混ざってそれも心地いい。全体的には苦さと甘さのバランスが良く取れていて、甘すぎず食べやすかったよ。
ただ正直な感想を言うと、このケーキ普通だなって感じてしまったのよね…
なぜなら上半分のクリームと洋梨はすごく美味しかったんだけど、下半分はあまりこだわりを感じなかったというか…。あと一緒に頼んだプリンがとっても美味しかったのもあり、下半分が若干悪目立ちしてたかな。(ごめんなさい)
コーヒーフロート 700円(税抜)
馬車道十番館ではアイスココア/クリームソーダあたりを頼んでもこの器に入って出てくるよ。
コーヒーの上にはバニラアイスクリームとクリーム、ココアパウダーがのっかっています。
コーヒー自体はクセがなく誰にでも飲みやすい味だなと思いました。苦味は少しあるけど強くはなく、後味はそんなに残らずとはいえスッキリし過ぎてもない…と皆に好かれる味。
またアイスの上のクリームは、生クリームを少しとろっとさせたようなもので、そんなに甘くは感じませんでした。これはほとんど自然な甘さのみで美味しかった。バニラアイスは一般的なものと同じくらいかなり甘いので、全部混ぜるとしっかり甘くなります。
これはコーヒー狂の私としては、コーヒー自体はもう少し苦味と深みがあるのが良いなと物足りなく感じたのが正直なところで…バニラアイスがちと甘過ぎました。アイスの甘さでコーヒーの良さが消えちゃうのがもったいなかった。
しかし甘いもの/甘いコーヒーが好きな方には好きな味なんじゃないかと思います。“コーヒー”を楽しみたい方にはコーヒーフロートではなくオリジナルブレンドとかをオススメしたい。
まとめ
美味しさ★★★☆☆
コスパ★★☆☆☆
ゆっくりできる度★★★★★
総合的オススメ度★★★★☆
アクセス情報
- 営業時間:
カフェ・売店→10:00-22:00
レストラン→ランチ:11:00-15:00(L.O.14:00)
ディナー:17:00-22:00(L.O.21:00)
バー→16:00-23:00 - 予約:電話か公式サイトの予約フォームから(レストランのみ可能)
- 公式サイト:ココ
地図はこちら↓
- みなとみらい線 馬車道駅から徒歩4分程度
- 横浜市営地下鉄ブルーライン/JR根岸線 関内駅から徒歩6分程度
- みなとみらい線 日本大通り駅から徒歩13分程度
地図通りに歩いていると、いきなりおしゃれな建物がバッて見えるから絶対すぐ気づくと思う!
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